「私なんて何をやっても無理です・・」
「自分には能力も才能がないですから・・」
そんなふうに、はなから自分の可能性を否定している方はおられませんか?
社会では控えめな姿勢をとることもときには必要ですが、それが高じてあまりに自分自身を卑下するのは望ましくありません。
なぜなら、人生に喜びを見出すチャンスを失ってしまうことになりかねないからです。
どうして自分に自信がない人は、自分自身を卑下しがちなのかというと、恐怖心が強いからだと思います。自分の慣れないことをして、もしミスをしたとき傷つくのが怖いのです。
それは、例えば、厳しい家庭に育って少しミスをしただけで激しく叱られてきたことが要因になってるのかもしれません。
あるいは、常に兄弟や同級生と比べられ、否定的な言葉を投げつけられてきた過去があるから自信を喪失してしまったのかもしれません。
いずれにしても、何らかの過去の体験により、自信をなくしてしまっているのだと思います。
せっかく素晴らしい魅力を持ち合わせていても、自分否定の度が過ぎるとそれらは埋没してしまいます。それは、非常にもったいないことだと思います。
より人生を豊かに輝かせるためには、失った自信を回復することを考えていくのがよいでしょう。
では、失った自信を回復するためにはどうすればよいのでしょうか?
それは、日常的に小さい成功体験を重ねながら感謝の気持ちを持つことだと思います。
成功体験といってもごくごく当たり前のことでよいと思います。
例えば、会社に遅刻せずに到着したとき「きっちり遅刻せずに出社できて、すごいぞ自分!」と自分を自分で褒めるのです。そして、通勤できる会社があること、給料が出て生活を送れることなどを感謝するのです。
自分に自信が持てない人は、物事のものごとの悪い面を真っ先に探す習慣ができてしまっています。
それは自分自身のことを考えるときも同じで、常に自身の欠点を探す習慣ができているのです。ですからちょっとしたことで躓いてしまい、ことあるごとに自己嫌悪に陥ってしまうのです。
ですから、それと逆のことを実践すればいいのです。
つまり、「ものごとの良い面を真っ先に探し感謝する」を習慣化すればいいということです。
それに加え、自分の行動範囲から少し外に出て新しいことをやってみるのも効果があると思います。そうすることにより、心に高揚感が生まれ、自然とものごとの良い面を探せるようになるからです。
例えば、今まで海外旅行に行ったことがない人なら、思い切って海外旅行に行ってみることを考えるのも良いと思います。身近なことなら、今まで入ったことのないお店でご飯を食べてみるみたいなことでもよいと思います。
何でもいいのですが、日常のなかに小さなワクワクと感動をひとつでも多く探していくことが重要なのです。
以上のように、自分に自信を持てない人は、小さな成功体験を感謝の気持ちを持って重ねていくとよいと思います。
そして日常生活の中にひとつでも多くのワクワクと感動を探すことによって、失われた自信が徐々に回復してくるでしょう。自信が回復しさえすれば、自ずと性格もポジティブになれると思います。