他人との比較でしんどくなる人が、心の底から幸せだと感じるためには

人は誰しも「幸せになりたい」という願望を持っているかと思います。また、幸せになるために、厳しい社会の荒波で競争に勝つことが通るべき道であると思われがちです。

例えば、「良い学校を出て大手企業に入社すれば幸せになれるに違いない」といった具合にイメージが固定化されているのです。

他にも他人よりも富を得ること、他人より高い地位を築くことなど、他者よりも上回ることが幸せとイコールであるという概念もあるかもしれません。

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しかし、競争に勝つことを考えるだけで人間は幸せになれるのでしょうか?

私はそうは思いません。

確かに、他者と競争をして勝ち続けていれば、その都度その都度においては精神的充足感を得られるのかもしれません。

しかし、勝ち続けていても「次は負けるかもしれない」という不安や恐怖がついて回るようになりますし、人生には多大な努力をしても理想通りにことが進まないこともあり勝ち続けるのは困難なことです。

そうなると、もし競争に負ける時がきたら、精神的に崩壊しガタガタと崩れてしまうとうことになります。

なぜなら、競争に第一の価値を置く人は、他人との競争に負けるということで、自分の存在そのものを否定し自己嫌悪に陥ってしまうからです。

他者との競争に勝つことが当たり前で、万が一負けたら人生の敗北者である。そんな固定概念のもと日常生活を日々送るならば、非常にしんどくなると言わざるをえません。

他人と自分を比較し、足りないところを探しつづけるという不毛の日々を送ってしまいかねないからです。

また、将来に対する不安や恐怖が高じると、新たなことに挑戦をするということが怖くてできなくなってしまいます。それでは、来たるべきせっかくのチャンスも次々と逃してしまうことでしょう。

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では、他人との比較でしんどくなる人は、一体どのようなことに意識したら、心の底から幸せを感じることができるのでしょうか?

それは、「他人のために何かできないか?」という意識を日常的に持つことだと思います。

他人との比較でしんどくなる人は、概して自己中心的な考え方をします。

「自分さえ成功すればいい」
「私だけ豊かになるのが望ましい」

という風に自分を主体に考えがちなのです。

なぜなら、他人よりも自分の方が上の位置にいることを確認しなければ精神的充足感を得ることができないからです。

その思考回路は幼少期における教育などによって長年かけて形成されたものであることが多いといわれています。

ですから、本人が改善しようと思ってもなかなかその価値観を変えることはできないでしょう。

しかし、新たな視点を作る場合、意外とすんなりと生活の中に組み込まれるものです。

そもそも、他者は何のために存在しているのでしょうか?勝負をして優劣を競い合う関係性でしかないのでしょうか?それは違うと思います。

人生という有限の時間の流れのなかで時間と空間を偶然にも共有し、協力して人生というドラマを描いていく同士でもあるのです。

テレビドラマや映画でも、主人公が他者に勝利するだけのストーリーでは味もありません。

いろいろな役柄の人物がいて、その人間関係のなかに自分という存在し、ときに敵対しながらときに分かち合いながら、試行錯誤して喜びを見出していくのです。

長い目で見た時、ともに人生というストーリーのなかで喜びを見出す仲間であるというわけです。そういった意識を持つことで、他者に感謝の気持ちが生まれてくると思います。

さまざまな人間が存在し社会が成り立っており、そのお蔭で自分自身、生活をすることができているのです。

ですから「他者に勝てばいい」という考えではなく「共に人生をつくりあげる同士」と考えてみることも重要だと思うのです。

他者について「共に人生をつくりあげる同士」であると日常的に感じるためには、想像しているだけより具体的な行動に起こすことが重要だと思います。

些細なことでもよいと思います。

例えば、道にゴミが落ちていたとしたら「誰かが快適に道を歩けるように拾おう」と考えながら拾ってみる。ボランティア活動をするのも良いと思います。

そういったことを繰り返しているうちに、自分よがりな考え方が修正され、他人の役に立つことに対する喜びが生まれてきます。

すると、不思議なことに、他者との競争に勝たなくても、自分は価値のある人間なんだという風な意識が芽生えてきます。競争に勝とうが負けようが価値があるという風に思えてくるのです。

その延長線上に、誰かのために何かを尽くし、自分自身の価値も認めることができれば、心の底から幸せを感じることができるようになるのではないかと私は考えます。

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