失敗をしないよう何も行動をしない人の心理とその問題点とは

慣れないことや何か新しいことを始めようとするときなど、人は多かれ少なかれ不安と恐怖に駆られるものです。目の前のハードルを乗り越えることができれば明るい未来が開けると分かっていても、つい足踏みしてしまいます。

それは、失敗したらどうしようという恐怖心があるからだと思います。

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とりわけ日本人は、失敗に対する恐怖心が強いといわれています。なぜそのような心理が働くのでしょうか?

それは、日本では、他者と比べて自分が上か下かという相対的な物差しで人やものごとを評価する傾向が強いからだと思います。

自分が他者よりも劣っていると、価値がないと見なされときには軽蔑される場面が多い。ですから少なくとも「人並みに」と平均以上の結果が求められます。

相対評価は分かりやすいですし、社会全体でみたとき競争を促し生産性を高める効果があるかもしれません。

ただその評価方法ですべてをくくろうとすると、個々の人間は、失敗を恐れ臆病になっていきます。

失敗をすると、周囲からの評価が落ちるのではないか?と考えるようになるからです。

とりわけ真面目な人は失敗することを極度に恐れる傾向があります。

それはミスをしないことで自分が評価されてきた歴史があるからです。ですから、自分の評価を台無しにしないためには「絶対にミスは許されない」という風に窮屈に考えてしまうのです。

そうなると、仮に運よく失敗をせずに日々を送ることができたとしても、精神的な安定感は得られないということになります。

何か不測の事態が生じて失敗をしてしまったら、自分自身が今まで積み重ねてきたものが崩壊してしまうかもしれないという危機意識と常に隣り合わせでいなければならないからです。

失敗をしないに越したことはありませんが、人間はどんなに対策をしても100%の確率でミスを防ぐことはできません。

とりわけ未来のことについては何が起こるか分からないわけですから、いろいろな失敗リスクを想定しては、常にビクビクしていなければならないということになります。

そういうことから、失敗することを怖れる人は、「行動をしない」という選択肢を選ぶようになりがちです。行動をしなければ、成功することもないけれども、失敗することもないからです。

合理的に考えて、それが一番安全でありとるべき手段であるという結論に行き着いてしまうのです。

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ただ、何らかの戦略があるわけではないのに、失敗したくないために「何も行動しない」という選択肢をとることはもったいないことだと思えてなりません。

なぜなら、自身の世界を小さくし、可能性を狭めてしまうことにもなるからです。安全だけれども成長しながら喜びを得る機会を自ら失ってしまうわけです。

一方で、失敗リスクがあっても、さまざまなことに果敢にチャレンジして次々と成功を収めていく人もいます。

そういった人々に話を聞いてみたことがありますが、そこにはひとつの共通点があると感じました。

それは失敗を決してマイナスなものだと捉えていないことです。

どういうことかというと、失敗は、成功に至るまでの過程と捉えているのです。

失敗をしたら、少なくともそのやり方ではうまくいかないということが分かるわけです。それならば、その結果をマイナスなものだと捉えるのではなく、自身が成長するための良い気づきの機会だと考えることができるというのです。

失敗して学んだことはそれを生かして今後につなげればいいという感じにポジティブに捉えればいいというわけです。

もちろん、リスクを全く想定せずに無謀な挑戦を繰り返すというのもいささか問題があろうと思います。

ただ、一定水準の実力があるならば、失敗を過度に恐れず敢えて挑戦してみるということも必要ではないかと考えます。自身のせっかくの可能性をつぶさないためにも。

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