高圧的な人の心理とうまく対応するためのヒント

高圧的な人への対応に困った・・そんな話をしばしば耳にします。

パートナーが威圧的だったり、会社上司が高圧的な人であったり。そういった人が周囲にいてしかも毎日顔を合わせるとなると、毎日が地獄だというわけです。

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そもそも高圧的な人はどうして高圧的な性格になったのかというと、威圧的的な親に育てられたなど過去の環境がそうさせていることが多いのではないかと考えます。

小さい頃に褒められることもなく、一方的に貶められて育った子供は大人になると次は自分が高圧的にふるまうようになるというわけです。

ただ、高圧的な人が強い人間なのかというと決してそうではないと思います。

その証拠に、高圧的な人は自分より弱い立場の人に対してはめっぽうキツいことを言いますが、逆に目上の人に対しては恐怖心を抱きひれ伏しているものですから。

では一体、高圧的な人は普段どのような心理状態にあるのでしょうか?

それは、相手に威圧的な言葉を浴びせたり高圧的な態度をとったりすることで、相手より優位に立っていたいという心理があるのだと思います。

自分が優位に立ち相手を支配下に置くことで、ものごとを思うとおりに進めたいというわけです。

そこには強さどころか精神的な余裕のなさといいますか、弱さが垣間見られると言わざるをえません。本当に強い人間ならば、誰に対してもスタンスを変えずどっしりと構えていればいいのですから。

それが高圧的な人はそうではないわけです。どういうわけかというと、もし対等に相手と接したら、言い負かされて惨めな思いをして自尊心が傷つけられるかもしれない・・。そんな恐怖心を隠しているのです。

自身が自尊心を傷つけられる状態に陥ることを恐れるがゆえに、強引に自分の優位性を示しているというわけです。

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では、高圧的な人と接する際、周囲の人間はどのような言動や行動をとればいいのでしょうか?

それは、高圧的な人が隠し持つ潜在的な自信のなさを満たしてあげる方向で言動や行動を選ぶことです。

まず、高圧的な人と接するとき、決して怯えないことが肝心です。自分の優位性を示そうという相手の術中にはまってしまうからです。

「この人は潜在的に自信がない弱い人なんだ」ということをまず考えること。

その上で、本人の自尊心を満たしてあげるにはどのような言葉や言動で対応すればいいか考えると自ずととるべき行動が決まってくるのではないでしょうか。

そこでは真っ向から対抗しようとしないというのも重要なポイントです。なぜなら、相手の意見ややりかたが明らかに間違っていても、真っ向から反論すると、相手の自尊心を刺激することになるだろうからです。

反発したときの結果は明らかで、さらなる怒りが押し寄せてくることでしょう。

ですから「この人は自信がないから威圧的な言葉で自分を優位に立とうとしているだけなんだ」と考えた上で、下手に出た会話をするとよいでしょう。

仕事の上司であれば。相手にアドバイスを求めるスタンスをとる形が良いのではないでしょうか。

上司なりの考え方や手法の良い面に注目し、参考になりそうなアドバイスを引き出すスタンスをとるのです。

例えば、高圧的な会社上司から提出した企画案を「こんなくだらない企画使えるか!お前は本当に使えない社員だな!」批判されたとします。

そんなとき、その言葉通りに受けてショックを受けたり「何が使えない社員なんですか!?」などと反発したりしないことです。

相手の判断をまず受けいれた上で、参考になりそうなアドバイスを拾おうという気持ちで質問を投げかけていくのが良いのではないかと思います。

丁重な姿勢で部下からアドバイスを求められたら、高圧的な上司でも「そうだな、俺ならこんなやりかたするがな・・(後略)」みたいに気分良くなって話しだすかもしれません。

なぜなら相手にアドバイスを求めることで、本人の自尊心が満たされるからです。その結果、良い人間関係を築くことができる可能性も高まると思うのです。

なお高圧的な人の自尊心を満たすコツとしては、こまめに連絡や報告をするというのも有効ではないかと思います。なぜなら、高圧的な人は相手を自分の支配下に置いておきたいと考えているからです。

つまり、相手の持ち合わせている情報やとった行動を逐一把握することは、それも自尊心を満たす方向に働くのです。

ですから、会社上司が高圧的な人なら、なるべく接したくない気持を抑えて、こまめに連絡や報告をするほうが良いと思います。

接する回数が多くなればなるほど、親近感が湧いて心を開いてくれる確率も高まることでしょうから。

仕事で分からないことがあれば率先して相談をもちかけるというのも有効な手段だと思います。叱られるに違いないと思われ敬遠しがちですが、高圧的な人は基本的に頼られるのを好む傾向があったりします。

なぜなら、相談されるということは自分が優位に立っていることを再確認できるからです。

とはいえ、高圧的な人のなかには、特殊なコンプレックスを抱えていたり暴力に訴えたりする人も少なからずおり、手に負えないというケースも想定されます。

そういったケースの場合、周囲の人間が受けるストレスは甚大であり心身の健康を害する可能性も十分考えられます。

ですから、そんなケースの場合は、我慢したりひとりで問題を解決しようとするのではなく、上司の上司あるいは信頼できる友人などに相談するのが良いでしょう。

あるいはそれがパワハラにあたるレベルなら労働基準監督署や弁護士などに協力を仰ぐのも一案だと思います。

以上のように、高圧的な人は、相手より自分が優位に立ちたいという心理を潜在的に持っています。

ですから、周囲の人間はその心理をふまえた上でアドバイスを求めるスタンスをとるなど、本人の自尊心を満たすことを考えた行動や言動をとるのが良いと思います。

高圧的な人は概して厄介な存在です。ただ、必ずしも避けねばならない存在かというと決してそうではないと思います。一度味方につけたら、意外と義理深い面もありますし、全面的に力になってくれることもあるからです。

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