真面目で几帳面な人がストレスを溜めやすい理由とそれを緩和するための思考方法

家庭や会社や学校などで、人は多かれ少なかれストレスを感じる機会があろうと思います。

人間関係、気温変化、騒音など日常生活にはストレスの原因となるものが社会にはいろいろあるからです。

ストレスを感じることによって人は危機を察知したり、向上心や欲求をかきたてられたりするので、ストレス自体は生きていくうえで欠かせないものだと言えると思います。

しかし、ストレスを溜めすぎてしまうと、精神や身体のバランスを崩すなど生活を送るうえでさまざまな支障がでてきます。

同じ刺激を受けても、人によってそれによって大きなストレスを感じる人とそうでない人がいます。それは人によって性格が異なっており、ストレス要因となるものに対する捉え方が違っていることが主な理由であると思います。

ストレスをためこみやすい人として真っ先に挙げられるのが、心に不安を持つ「真面目で几帳面な人」です。

心に不安を持つ「真面目で几帳面な人」は完璧主義でものごとを近視眼的にものごとを捉える傾向があります。そのことがストレスをためやすいことと深いつながりがあるのではないかと思います。

そこで今回は心に不安を持つ「真面目で几帳面な人」がストレスを軽減するためにはどのようにものごとを考えればいいのか、その思考方法について中心に考えてみたいと思います。

スポンサーリンク

ストレスをためすぎることの問題点

私たちは外部から何らかの刺激を受けたとき、それをストレスとして感じます。ストレスによって人はイライラしたり漠然とした不安を感じたりしますが、それは血液循環や呼吸などの生命活動をつかさどる自律神経が乱れることなどが主な原因だとされています。

自律神経系のバランスが崩れることで、体調が悪くなり、吐き気や頭痛、不眠症ほかいろいろな症状としてあらわれてくるのです。

そうすることによって人は集中力を向上させ困難な出来事に対応できたりもします。

しかし、ストレスをためる度合いが大きく、ストレス蓄積が慢性化すると、人によってうつ病を発症したり、免疫力が低下してガンはじめ生活習慣病の引き金になるケースもあるとも考えられています。

いずれにしても、ストレスは社会生活を送っていくうえで必要であるけれども、その度合いが大きすぎることは身体にあまり良い影響を及ぼさないということがいえそうです。

特に「真面目で几帳面」な人は心が繊細で敏感であるがゆえに、ストレスによる影響を受けやすいため、注意が必要です。

日常生活にはストレスの原因となるものがあふれています。それらをすべてシャットアウトすることは難しいこと。

ですから、ストレスを溜めやすい性格だと自覚のある人は、ストレスを緩和する思考方法を自ら身につけ、自分なりのストレス発散方法を決めておくのがよいと思います

真面目で几帳面な人の心理

真面目で几帳面な人は他者に対する気配りもできるため「良い人だ」「模範的な人だ」などと評価されることが多いかと思います。

確かに「真面目」「几帳面」といった性格的特徴は、さまざまな場面において評価されます。実社会においても、着実にものごとをこなすことで仕事や学問でも高い成果を挙げやすく、信頼も得られやすいと思います。

しかし、些細なことがストレスになるため、悩みやすく、心の平安を得ることがなかなかできないという問題も抱えているように思います。

また、「真面目で几帳面な人」は細かいことが気になり、それらを自分ひとりでがんばって乗り越えようとする特徴もあります。

責任感が強く我慢づよいことが返って仇となり、ストレスを蓄積させ心身に悪影響が出てしまう。その点も留意しておきたいところです。

そこには、「必ず~しなければならない」「他人に迷惑をかけてはいけない」といった心理も見え隠れします。

自分で好んで行う行動ならよいのかもしれませんが、「嫌われたくないから」「叱られたくないから」といった消極的な理由で人一倍がんばってしまうとすれば、それはストレス蓄積につながるので要注意です。

他人からの評価を気にするということは、他人の言動や顔色を絶えずうかがい一喜一憂せねばならないというわけですから、緊張を強いられ心が休まる暇もないでしょう。

真面目で几帳面な人がストレスをためにくくするためには

では、真面目で几帳面な人はどのように考えれば、そのストレスを軽減することができるのでしょうか?

それは①「完璧を追求しない」②「プラスにものごとを解釈する」の2点を日々意識し習慣化することだと思います。

一体どういうことなのか、以下いくつかの項目に分けてもう少し詳しく述べてみたいと思います。

スポンサーリンク

①完璧を追求しない

Ⅰ完璧でない自分でも受け入れていく

真面目で几帳面な人は、ものごとを正確かつ完璧にこなしていかねばならないと考えます。それは、厳しい家庭に育って少しミスしただけで叱られたり、部活動でハイレベルなパフォーマンスを求めたりなど、過去の体験からその思考回路が定着しているのだと思います。

そして「求められる結果を出さなければ受け入れてもらえない」「期待にそわなければ愛されない」と思い込みをしてしまっていることが多いです。

「正確かつ完璧にものごとを仕上げる」というのは確かに素晴らしいことですし、そういったパフォーマンスを求められる場面は社会に多くあるでしょう。

ただ、心の平安を得るためにはメリハリが必要です。完璧にせねばならないという思いが強すぎて、その緊張状態が連日つづくとなると息が詰まりストレスが溜まってしまいます。

そういった自覚症状がある人は、自分自身をいたわり、うまく息抜きをしながらストレスを軽減してあげることが必要なのだと思います。

もちろん高みを目指して努力をすることは意味があることです。しかしあらゆる場面に「完璧であらねばならない」と厳密に考えてしまうと、自分自身を追い詰めてしまい、過度なストレスがのしかかってしまうという結果になりかねないのです。

なぜなら、完璧を求め努力をしたとしてもそれが叶わないということも人生にはいろいろあるからです。例えば集団のなかにおいて「全員から気に入られなければならない」と考えてしまうことが挙げられます。

人によって価値観は千差万別で好き好みも違いますから、いくら気に入られるようにがんばっても全員から好かれることなど不可能に近いことなのです。

それなのに「完璧であらねばならない」「こうあるべきだ」と四角四面に考えて追求してしまうと、自分の理想どおりに事が運ばなかったとき自己嫌悪に陥り立ち直れなくなってしまいます。

ですからストレスによって心に負担を感じたとき、「本当に完璧さを求めるべき場面ないか?」と一歩立ち止まって考えてみることをお勧めします。

完璧さが必要な場面なら仕方ありませんが、日常生活のどちらでもよい場面で完璧を追求しているとしたら、「今は完璧でなくていい」と自分自身を自制することがストレス緩和のコツになると思います。

そんな場面ではリラックスして、敢えて完璧を追求しない。または他人に頼ったり、許される範囲で迷惑をかけてみるそれでも他人は受け入れ愛してくれるものです。

真面目すぎる人がミスや失敗をしたとき落ち込みやすい理由

そういった確認作業を日々の生活のなかでしていくことによって、完璧でない自分自身を受け入れることができ、ストレスも緩和されていくと思います。

ⅱ)他人の評価を気にしない

心に不安のある「真面目で几帳面な人」は、失敗することを過度に怖れています。正確にいうと、失敗することによって他者からの評価が下がり、傷つくのを怖れているのだと思います。

ですから常にミスをしないように石橋を叩くように慎重に行動するというわけなのです。

とる行動が自分のやりたいことならストレスはさほどたまらないでしょう。しかしそうではなく、他人からの評価を気にしての行動なら、それはストレスの原因となります。

そんなときは一歩立ち止まって「自分は自分、他人は他人」と考えているのがよいと思います。

他人という存在は、自分自身が気づかないことを指摘してくれたり良い部分を発見してくれたりするかけがえのない存在です。

しかし、だからといって他人からの評価に比重を置きすぎるのはいささか問題です。

なぜなら他人の評価を気にしたら、他人の言動や行動でいちいち反応しなければなりませんし、自分に落ち度がなくても自分のせいだと悩んだり、自分のしたいことを無理に我慢したりするようになってしまうからです。

ですから「自分は自分、他人は他人」と考えて、他人の意見に対しては参考にはしても振り回されすぎないよう意識することが重要だと思います。

自分の価値は他人からの評価によって決めるのではなく、自分自身が決めるというふうに意識の上書をしていくのがよいでしょう。

そのためには、自分と他人をむやみに比較しないことが重要です。比較対象を他人ではなく「過去の自分自身」に置き換えることで意識の上書が少しずつなされていくかと思います。

仕事で自分に自信を持つ方法②「他人と比較して自己評価をしない」

ⅲときには人に頼る意識を

真面目で几帳面な人はがんばりやさんです。忍耐力もあります。しかし一方で、「他人からの評価」を気にして不安や恐怖を人一倍感じてしまう一面もあります。

「他人に迷惑をかけてはいけない」「皆に嫌われたくない」という思考に陥ってしまうと人間は「人に頼る」ということをしなくなります。

その結果、ひとりでは抱えられないような大きな問題でも歯を食いしばり、他人に頼らずひとりで解決しようとするようになります。

確かに誰にも頼らず試行錯誤することによって人間的に強くなれるとは思います。ただ、ひとりで大きな問題を悩みこむと問題解決のため遠回りせざるをえなくなったり、悩みを自分の心に封印するためストレスを溜めやすくなるわけです。

他者に頼ったほうがものごとがスムーズに進むこともあるものだということを意識しておいたほうがいいでしょう。

ですから、自分ひとりでこなすのが難しい問題だと感じたら、「自分一人で頑張らなきゃ!」と思わず、信頼できる友人、同僚、知人などに力を貸してもらうことも念頭に置いておくのもよいのかもしれません。

スポンサーリンク

②プラスにものごとを解釈する

Ⅰ良い解釈をして楽観的に考えることを習慣化する

真面目で几帳面な人は、ものごとをネガティブに考える傾向が強いです。どちらかというとおとなしくて内向的な人が多いですが、そういった人は苛だちや怒りを心の中にため込んでしまいやすいのです。

真面目で几帳面な人は自他に課する基準が高く、計画どおりに課題をこなして当たり前だと考えがちです。一方で、思い通りにいかなかったときは、イライラしたり極度の不安を感じます。

そしてそのネガティブな感情は行き場を失い、自分自身を責めるか周囲の人間に怒りをぶつけるかの方向にベクトルが向くようになります。

ですから、いろいろ素晴らしい面を持ち合わせていながら、日々の生活の中に喜びをなかなか見出すことができないという状態に陥りやすいのだと思います。

それでは、心に不安を持つ「真面目で几帳面な人」が日々に喜びを見だしストレスを溜めにくくするためにはどのように物事を考えればよいのかというと、「ものごとに対して良い解釈をする習慣を身につける」ということになろうと思います。

真面目で几帳面な人とのなかでも、特に被害妄想気味の人は人が集まって話をしているだけで、自分の悪口を言っているのではないかなどと考える傾向があります。

それは過去の体験からネガティブな方向に他人の心理を深読みしすぎてしまう思考の癖がついているからだと思います。

例えば会社同僚が何か不機嫌な顔をしていたとしたら、それを見て、「私のことを嫌っているのだろうか?」「何か悪いことをしたかな?」などと勝手に推測してしまう。

しかし実際はそうとは限らなないわけです。相手は単に体調が悪いだけなのかもしれませんし、違うところで嫌なことをがあって機嫌が悪いのかもしれません。

他人の事情は他人にしかわからないもの。ですから、ストレスをためないためには相手の心理を深読みしないことが重要なのです。

他人の言動や表情から、むやみやたらと推測しないようにして、「自分にとって良い解釈」をしようくらいに考えておいた方がよいと思います。

他人の話にしても同じくで、全てを受けとめようとは考えない方がよいと思います。

例えば、仕事先の顧客から理不尽なことでこっぴどく怒られたとします。もちろん至らなかったところは次に生かすべく反省すべきでしょうが、重要なのは「反省しすぎないこと」です。

その顧客が怒っている理由は全く違うところにあるかもしれないからです。自分に落ち度がないのに、あたかも自分に責任の全てがあるように感じて自分を卑下する必要などないのです。

ものごとがうまく行かないとき、良い方向に状況を変えるための考え方

そして事実はどうあれ、プラスに解釈するようにするとよいと思います。「自分自身のことを考える良い機会になった、」「こんな考えもあるんだ。見識が広がった」みたいにこじつけでもいいのでプラスに考えることを習慣にすることでストレスはたまりにくくなることでしょう。

ⅱものごとを大局で捉える

真面目で几帳面な人は、心が繊細で見聞きすることに対して敏感に反応する傾向があります。それはものごとを近視眼的に捉えているからではないでしょうか?

例えば、入社試験で不採用になったら「私は社会に必要とされてない出来損ないの人間なのではないか?」みたいに拡大解釈して捉えてしまう人がいます。それは近視眼的にものごとを観てしまっていて、大局が見えなくなっているからだと思います。

不採用になった理由は、単に会社が今足りない人材の特徴と違っていたのかもしれませんし、社会には無数の会社もあれば、いろいろな道もあるわけですから。悲観する必要なんてないわけです。

自分に至らなかった点がなかったか少し省みたあとは、どうすればプラスに考えるほうができるのかを考えることに時間を費やすほうがよいように思います

すぐに結果がでなくても思い通りにいかなくても「まあ何とかなるか」「かえってこれでよかったかも」「今回はタイミングが合わなかっただけだ」くらいに楽観的な解釈をしてみることも大切だと思うのです。

反省は重要ですが反省しすぎることによって生まれるものは少ないですし、うまくいかなかったら自分自身を責めるというのでは自分を粗末に考えることにつながってしまうからです。

また、そもそも個人が抱く悩みは世界の問題に比べれば小さいことと考えてみるのもよいでしょう。外に出て星を眺めてみるのも良いかもしれません。広大な宇宙からすると、ごくちっぽけな悩みだと思えてくるでしょう。

あるいは、自分今までの人生のなかで、最悪だった出来事やうまくいかなかった時期と比べて、「今の状況」を比較して考えてみると良いと思います。すると「あのときよりはましか」と思えて気持ちが軽くなると思います。

一見するとマイナスに思える出来事もプラス思考で良い解釈をできないか考えてみる。そのようなことを毎日繰り返しているうちに、平凡と思える日常生活であってもキラキラ輝く宝石のように見えてきてきます。すると、自然な笑顔がでてくると思います。

スポンサーリンク

ⅲ問題を整理してシンプルに考える

ストレスがたまりやすいというときは、大抵、目の前にある情報が多すぎて脳が処理できなくなっているときです。

例えば散らかった家に住んでいる人は、目の前の情報が多すぎて脳がそれを処理できないから不安を感じやすいです。ストレスがたまりがちだと思ったら、身の回りを片付けて、問題を整理してシンプルにできないか今一度考えてみることもおすすめです。

私の場合、うまくいかず気持ちが落ち込んだときは、メモ帳を持って不安に思っていることを書き出してみるようにしています。文字で書いて記録することによって問題が頭のなかで整理され、不安が軽減されるからです。

問題の渦中にあるときは、その問題がとてつもなく大きな問題だと感じていても、いざ整理して考えてみると実は大したことではないと思える問題も意外とあるものです。

また、「壁があるからそれを乗り越えていく楽しみが人生にある」と考えてみるのもよいと思います。例えるなら、順風満帆で何の悩みもないテレビドラマの主人公の物語など味気ないものですし、テレビゲームでも敵が出てこないゲームなど面白くもなんともありません。

挫折や失敗があっても「人生を面白くするためのスパイスでありがたい」「普段ある当たり前のことの幸せに気づけた」みたいにプラスに考えることができれば人生は面白く思えてくるのではないかと思います。

努力しても物事が思いどおりに運ばずイライラするときは、意外とチャンス!?

Ⅳ気分転換をうまくして体調を整える

人は悩みこんでしまうとストレスをため込みがちになります。そんなときは、敢えてその問題から距離を置くというのもよいでしょう。

というのは、人間の脳は同時に複数のことを考えるのを苦手としているため、少し問題から離れてみることで、心身をリフレッシュでき流れをかえることもできるからです。

例えば、ウオーキング、ジョギング、体操、料理、買い物、歌、旅行、ドライブ、読書、創作活動などなど。あとはゆっくりと時間をかけて入浴して体を温めるのもおススメです。

イライラしてストレスをためやすいときというものは、体調面のチェックもしておきたいもの。しっかり睡眠をとれているか、栄養のバランスはとれているか、規則正しい生活を送れているかなど今一度確認することもおすすめしたいと思います。

まとめ

人間にとってストレスは生きていくうえで必要なものです。しかし、それを溜めすぎると、心身にさまざまな悪影響が生じてきます。特に「真面目で几帳面な人」はストレスをためやすい傾向が強いため要注意です。

日々のストレスを緩和するためには、プラス思考でものごとを考える癖をつけることや、完璧を追求しない場面をつくるなどが有効です。

人間関係においては相手の心理を深読みしないことも重要。また運動や趣味に没頭して抱えている問題から少し離れてみるというのも、ストレス緩和に有効です。

スポンサーリンク