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他人の目を気にせずラクに生きるためのヒント

先日、悩みがあるという30代の男性から話を聞く機会がありました。

「自分はどうしようもない人間なんです。頭の悪い学校しか出ていませんし、仕事も日雇いのアルバイトしかしていません。友達も数えるほどしかいませんし持病も抱えていて体調が悪いです。はっきり言って社会の底辺で、希望はありません・・」

その男性は次々とそんな悲観的な言葉を発しました。ただ、話の受け答えもきっちりできますしいろいろ良い面があるのではないかと思いました。そこで「良い面は何かないんですか?」と聞いてみました。するとしばらく考える時間が空いて、

「ん・・特にないですね・・」という答えが返ってきました。もう一度聞いてみました。

「何か良いところはありませんか?どんな些細なことでもいいんですよ。」するとまた間が空いて、

「ん・・そうですね・・やっぱり見当たらないですね。」

しばらく沈黙になった後、「でも、この間、母の誕生日にブローチをプレゼントしました。アルバイトのお金で買った500円くらいの安物です。情けないですよね・・」

という言葉が返ってきました。

「いえいえ、全く情けないことなんてないですよ。とてもすばらしいことをされましたね。親というのは子供からもらったものは一生の宝物としてとっているものですよ。親孝行でいらっしゃって、ご自身もご両親も健康でいらっしゃる。たくさん良いところがたくさんあるじゃないですか!」

そう言葉を返すと、その男性は「確かにそうですね!」と嬉しそうに笑みを浮かべました

その笑顔を見て、良かったなと思う反面、何だかやりきれない気持ちにもなりました。

なぜなら、こういった優しい心を持った人が普段から自分を卑下し、「希望がない」と言わせる社会がよい社会であるとは到底思えないと感じたからです。

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その男性は、普段から近所や親せきから「出来損ないだ」「恥さらしだ」などと馬鹿にされてきたと話していました。そして、すっかり自分に自信をなくしてしまったというのです。

周囲の人からそのように言われて人の目を気にしてビクビク生活をする。辛かっただろうなと思いました。

他人の目を気にするのは辛いこと

「人に嫌われたくない」「評価を下げたくない」などとつい私たちは人の目を気にして生活してしまいます。しかしそれは人によってはとてもしんどいことだと思います。

なぜなら、他人の目を気にするということは、理想とする姿を想定しそれと比較して、自分の「足りないところ」を真っ先に探すことに目がいくようになるからです。

「欠けているもの」が少し努力をすれば埋まるならまだよいかもしれません。しかし、なかなかそうではない場合、自身を無価値なものだと否定的に捉え、自己嫌悪に陥りやすいのです。

また、仮に世間でいう「勝ち組」に入れたとしても、人の評価を気にしてばかりいてはやはりしんどくなると思います。

なぜなら、少しでも気を抜いたら、現状が崩れ他人からの評価が落ちてしまうのではないかという不安から抜けだせないだろうからです。すると評価を落とさないために、常に何かに追われるように際限なき努力を続けねばなりません。その結果、疲れ果てて息切れしてしまう人も出てくるでしょう。

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他人からの評価に苦しまないためには

では、他人の目を気にせず気持ちをラクにして生きていくためにはどうすればいいのかというと、意識的に自分に課しているハードルを下げてあげることが重要だと思います。

例えば他人の目を気にして、営業成績トップをとっているサラリーマンがいるとします。自分の評価を落とさないために仕事を頑張っているとしたら、おそらくとてもしんどいでしょう。

なぜなら、常に他の営業マンと自分を比べ、理想とする自分像を演じなければ自分は認められないと考えてしまうだろうからです。なぜしんどいのかというと、そこでは、「自分の足りないところ」を真っ先に探してそれを埋める努力をする方向に思考が向いてしまうからです。

そのような思考で生活をすると、自分の思い通りの成績を挙げられたときにだけ喜べて、それ以外は不幸を感じ自己嫌悪に苦しむということになってしまいます。それでは気を休める暇もないことでしょう。

ですからそんなときは自身のハードルを下げ、「トップの成績をとらない自分でも構わない」と理想通りの結果を出せない自分をも受け入れてあげることが大切なのだと思います。

そのためには「足りないもの」ではなく「既にあるもの」に目を向けることが重要だと思います。

例えば、「自分が望む職場で働けること」、「同僚に支えられていること」、「雨露をしのげるオフィスがあること」、「応援してくれるお客様がいること」などのありがたみを思いだすことです。初心に帰って。

そして、それらに感謝の気持ちを持ち、自分は現状でも十分幸せなのだと考えることが心をラクにする鍵だと思います。

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