人生には人間関係のトラブルほか、さまざまな問題もありますが喜びと感動にも満ちています。
 
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普段「当たり前のことにすぎない」と思うことがらのなかに「喜び」を見つけ感謝の気持ちを持ち見つめなおすこと。そこに生き生きと生きるヒントが隠されているのかもしれません・・

繊細で敏感な性格の人が社会生活をラクに送っていくための考え方(2/2)


乗り物に例えるならば繊細で敏感な人の性格は、ブレーキの利きにくい自転車のようなものだと思います。

前回の記事はこちら→「繊細で敏感な性格の人が社会生活をラクに送っていくための考え方(1/2)

ブレーキがかかりにくいがゆえに常に緊張をして注意力を払っている。だからさまざまなものごとを発見し起きる出来事を人一倍、感動的に味わえます。しかし、少しでも気を抜いてしまうとたちまちバランスを崩して転倒してしまうのです・・。

ですから、繊細で敏感な人はそういった自身の性格的特徴をよく把握した上で、うまく心のセルフコントロールすることを意識しながら生活を送るのがよいのではないかと私は思います。そういった観点から、特に意識しておきたいことについて以下6点に分けて今回は書いてみたいと思います。

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⑴ 環境を選ぶことの重要性

繊細で敏感な人は、心の振れ幅が大きく、楽しそうにしているかと思うと、少ししたことで落ち込んで立ち直れなくなってしまいます。それはものごとの変化に敏感で心の振れ幅が大きいためです。ですから、そういった性格の無理なく特性を生かしていける環境をまずは慎重に選ぶことが重要ではないかと思います。

日本の教育では、苦手なことを歯を食いしばって克服することに価値が置かれがちです。その考えはあながち間違っているとはいえませんが、繊細で敏感な人の場合、どちらかというと、そういった考えはあまり重要視しないほうがよいかもしれません。

どうしてかというと、もし自分が合わない環境を選んでしまうと、人一倍の辛さを感じ過度に落ち込んでしまうことになるだろうからです。仮に結果的に欠点を克服できたとしても、その分、過度に緊張感・不安感を感じて心身ともにボロボロになってしまうなら元も子もありません。

ですから繊細で敏感な人は「自分をいたわる」ということを真っ先に考えて、自身が安心して生活を送ることができる環境をじっくりと選び、無理をしないということがまず大切だと思います。

無理をしないでもよい環境とは、自分の長所を発揮できる環境であることが多いです。

ですから、他人がどう言おうと、自分の感覚を信じて「長所を生かすこと」を第一に考えてみるとよいのではないでしょうか。

仕事でいえば、他人から必要以上に干渉されたり、足の引っ張り合いをして出世競争をしたりするような職場よりも、自分のペースでできるフリーランスの仕事、感性を生かせるような心理系・芸術、文筆の仕事、あとは人間関係が複雑でない小規模のオフィッスでの仕事などが適職であるかもしれません。

⑵ 現実社会を送るうえでの工夫

繊細で敏感な人が安心して幸せな社会生活を送っていくためには、自分の長所をノビノビと発揮できる環境を選ぶことが重要です。とはいえ、現実的には、理想とする条件を満たした環境を社会のなかで見極めて身を置くというのはなかなか難しいことです。

例えば、人と接するのが怖いからといって、働きに出なければ生活の糧を得られませんし、人が集まる場に出向けば、1人や2人は苦手な人とどこで出くわすか分からないからです。社会生活を送る以上、リスクを回避しようとしてもキリがないですし、理想とは多少なりともずれた環境で生活を送らざるを得ないのが現実的なところだと思います。。

ですから、まずは理想に近いと思う環境を自分なりに選んだならばあとは、自分自身のものごとのとらえ方を変えていくことを考えることが必要になってくると思います。

仮に自分にとって精神的な負担となる出来事が起きたときも、過度に落ち込んでしまわないよう、それをプラスのものと捉える考え方を普段から身に着けておくこと。それがうまくこの世を渡っていくためには重要なのではないかと思います。

繊細で敏感な人にとって特に苦労するのは、おそらく人間関係ではないでしょうか。どれだけ自分と波長の合う人々が集まる環境を選んだとしても、不安から逃げられないことでしょう。なぜなら、周囲の目を気にして完璧な自分をふるわねばならないと無意識のうちに考えてしまうだろうからです。

完璧であらねばならないと緊張感をもって考えることは、もちろん社会生活を送っていくうえで重要な場面も多々あります。しかし、それが日々の生活において多くを占めてしまうと、多大なストレスがたまり、恐怖心が増大してしまいます。

とはいえ実際のところ、繊細で敏感な人が危惧しているようなことはかなり高い確率で起きません。完璧な自分ではなくても実際の社会においては、たくさんの人があたたかく受け入れてくれるものですし、ミスをしても笑って済ませる場面というのが多いわけです。しかしなかなかそう思えない場合、どうしても苦しくなってしまいます。

ですから、「完璧でなければならない」「失敗していけない」と考えることをほどほどにして、違う側面からものごとを考える癖をつけたほうがよいのではないかと思います。

どのような考えに転換すればよいのかというと、仮に自分の意図する状況でないことが起きたとしても、それさえもプラスの出来事と捉えられるような思考回路を身に着けることを意識していくのがよいと思うのです。

⑶ ものごとプラスに捉える癖をつける

繊細で敏感な人は、細かいところに気がついてしまうため、どうしても自分自身に高いハードルを設けてしまいがちです。乗り越えるべきハードルを設けることは自己を高めるうえで有効なことではありますが、心が疲れてしまう原因にもなっているのではないでしょうか。

それを意識的に「失敗しても構わない」「完璧でなくても構わない」とケースに応じて少し楽観的に考えそのハードルを意識的に下げてあげることです。小さな進歩であっても自分や他人を褒める自他に寛容になる。それを少しずつでもいいから習慣化することが重要だと思います。

人は落ち込んだとき、「自分はダメだなあ」と落ち込みがちです。そんなときは、大抵、無意識のうちに高いハードルを自分自身に課しているものです。

うまくいかなかったと感じたときも、ひと呼吸置いて、「良い部分はなかったのか?」とその都度考えてみること。そうすることで不思議と気持ちが楽になるものです

なお、現実社会において不安に思っていることが仮に起こったとしても大抵の場合、何とでもなるものです。例えば、仕事で仮に遅刻をしたとしても、他の人がその代役を務めてくれることでしょう。

もちろんそういった状況が起きないようすべきですが、仮に起きたとしても長い人生のおいてはとるに足らないものにすぎないもの。いろんな人からそのとき責められたとしても、数年後にはほとんどの人はそういったことがあったことすら忘れてしまいますし、いくらでもリカバリーすることができるものなのです。

ですから、最悪の事態が起きることをまず想定し、それに備えたら、あとは失敗リスクについてはあまり考えないと決めておく。そうすることで不思議と心がラクになると思います。

その一方で、ごく当たり前に思いがちなことに感謝の気持ちを持つことも見落とされがちですが大切なことかもしれません。

例えば今というときを呼吸して生きていることひとつとっても、素晴らしく価値のあることです。そういった「当たり前のようにある小さな幸せ」に普段から喜びを感じることができれば、そこに思考が集中するため「失敗するかもしれない」、「他人の評価が落ちるかもしれない」といった心配事は、気にならなくなってしまうことでしょう。

人間関係についても同じくです。繊細で敏感な人は、何かと完璧主義でありますから、自分や他人の欠点が人以上に見えてしまいます。ですからその欠点ばかり気になってしまいます。

もちろん欠点を探すことが重要な仕事もあるため、そのこと自体が悪いということはありませんが、それが日常茶飯事となると、「細かくてうるさい人だ」などと他人から煙たがられるようになっていきます。

また、完璧にものごとを考えがちな人は自分にも厳格ですから、少しでもうまくいかないことが起きると自分を必要以上に責めてしまい、自信を喪失して立ち直れなくなってしまいます。そんな悪循環を改善するためには、自分や他人の「プラスの点を探す」ことを習慣化することが重要なのではないかと私は思います。

細かい欠点を探す減点思考ではなく、良い面を探す加点思考に思考回路を転換すると言い換えることができるでしょうか。

人間関係においては「あらゆる人に好かれないといけない」と考えないことがまず重要です。それは、いろいろな人が世間にはおり、価値観や考え方が違っているからです。ですから、他人に好かれようと頑張りすぎる人は、ヘトヘトに疲れ果ててしまいます。努力しても努力しても半永久的にゴールが見えてこないからです。

ですから、仮に他人に否定されたとしても「このような考えもあるんだ」くらいにあまり厳密に考えすぎないことが重要だと思います。

あと、なかなか気持ちが高まらないときは、「今までの人生の中で最悪だったとき」と比べて現状がどうかを考えてみるのもよいかもしれません。

それ以上悪い状況はないわけですから、何が起きてもプラスの要素を探すよう思考が向かうだろうからです。「あのときは大変だったなあ。それに比べたら今は全然ましだな」と思えたとき自然と元気が出てくるものです。

このとき、無意識のうちに自分に課すハードルが一時的に下がる。だから心がラクになるのです。

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⑷ 将来の失敗リスクを考える時間を減らす


敏感で繊細な人は、人一倍傷つきやすいため、どうしても未来のリスクに対して敏感に反応し、極度の不安を感じてしまいやすいものです。そのため、そのリスク回避をいかにするかに時間を費やしてしまいがちです。それも心が疲れやすい要因なのかもしれませんね。

確かに未来に対して備えておくということは必要なことです。しかし、不確定要素の多い未来に備えてもキリがありません。何が起こるか誰にも分からないわけですから。それをふまえたとき、失敗リスクを想定しある程度リスクに備えたら、あとは良い方向にものごとが展開するイメージに視点を切り替えるような考え方の癖をつけるようにするとよいかもしれません。

⑸ 長期スパンで考える癖をつける

繊細で敏感な人はものごとの小さな変化に敏感です。そんなこともあり、無意識のうちに短期スパンでものごとを考えがちです。ひょっとすると、それも心が疲れやすくなる原因になっているのかもしれません。

例えば入社試験で不採用になったとしたら、「自分には能力がない」と人生そのものを否定されているように感じてひどく落ち込んでしまう人がいます。ただ実際とのところそうとは限りません。

単に求人元が探している人材像と違っていたということですから、過度に悩む必要などないのです。あるいは年齢や性別で欲しい人材があらかじめ決まっていたというケースもあります。

思い通りにいかなかったとしても、長い目でみたとき、その結果になって返ってよかったということも往々にしてあるもの。短期スパンであらゆるものごとを否定的に考えすぎてしまうからしんどくなるのです。ですから、落ち込んだときその場で白黒つけるのではなく「長期スパンで考えたらこれでよかったのかも?」と少し長い目線で考えるくらいがよいような気がするのです。

挫折をしたことが成長の契機になったり、いろいろものごとを考える機会になったり、軌道修正した道が意外と自分に合っていたり。人生はどう展開するのがよいのかは長い年月が経ってみないとわかないものです。

ですから仮に思い通りにいかないことがあっても「失敗して最悪だ」「自分は運が悪い」などとネガティブな方向でものごとを考えないことです。「ひょっとしたらこの結果で良かったのか?」「タイミングが合わなかっただけかも?」「これからどのように良い方向に展開するんだろう?」くらいに少し楽観的に楽しむくらいの気持ちで捉えてみてはいかがでしょうか?

⑹ 勝利パターンを見つけておく

最後に、気持ちが落ち込んだときのために、自分の気持ちが高まる「勝利パターン」を普段から見つけておくとのもおすすめです。

何をやってもうまくいかないと思うときは、環境を変えて気持ちを高めることで悪循環から脱することができやすくなるケースがあるのです。

例えば、気持ちが高まる聖地に行く、大好物を食べる、旅行に出かける、お風呂にゆっくり浸かる、なつかしい写真を観る、心地よい音楽を聴くなど。うまくいかないと感じるときは、あらかじめ自分の気持ちが高まる「勝利パターン」を決めておき、そこに自分をはめ込んでみる。すると、気分ががらりと変わって不思議と良い方向にものごとは展開していくことがあるものです。

特に繊細で敏感な人は環境の変化に敏感なので効果は非常に高いといえます。

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