マイナス思考の人がプラス思考に変わるための考え方のコツ(2/2)

自分自身や他人に高い基準を設け「ミスをしないこと」や「完璧であること」を目標としてしまうと、さまざまな問題点が生じてきます。なぜなら高い基準からものごとを捉えようとすると、無意識のうちに自分や他人の「足りないところ」を意識してしまいがちになるからです。

(前回の記事を読む)→「マイナス思考の人がプラス思考に変わるための考え方のコツ(1/2)

とりわけ真面目で几帳面な人は何かうまくいかないことが起きたとき真っ先に「原因分析をすること」を行ってしまう癖があります。そのステージに膨大な時間と労力を費やしてしまい、改善策を見つけるまでに疲れ果ててしまうことに問題があるのです。その思考回路が定着してしまうと、自分自身や他人に対して不平不満を感じやすくなり、幸福感を得られない「底なし沼」から抜け出せなくなってしまいます。

誰もが気にも留めないような些細なミスであっても、人生における大失態だというふうに拡大解釈して捉え、それを反省しすぎて自信をなくしてしまう。そして、次にミスすることに必要以上の恐怖心を感じ、新たな挑戦をすることもできなくなってしまう悪循環にも陥ってしまいます。いずれにしても、あまり良いことはなさそうです。

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<原因分析を後回しにすることの重要性>

では、どのように考えればマイナス思考からプラス思考に転換できるのかというと、「原因分析をすること」を後回しにして、真っ先に「改善策を探すこと」をやってみることです。

ミスをしたら「なぜミスをしたのか?」と真っ先に原因を追究するのではなく、その前に「どうすればミスをしないか?」と改善策を考えてみるのです。

気持ちが落ち込んでしまっていたら「どうして気持ちが落ち込んでいるのか?」と原因を考える前に「どのようにすれば気持ちを高めることができるだろうか?」と現状の打開策を考える。

そのように改善策を真っ先に考えた場合、仮にミスをしたとしても前向きなアイデアが次々と湧いてくることでしょう。例えばこのような風に。

・事前にもう一度チェックをするようにしよう
・気分転換に美味しいものを食べに行こう
・山登りをしてきれいな景色を見に行こう
・読書をして何か新しい学びを得よう
・友達に相談してアドバイスしてもらおう

原因分析をして反省する作業は苦痛であっても、改善策を探す作業は何かと楽しい気持ちになれるものです。

それはコップの水の例えでいえば、空のコップに水を満たしていく作業にあたるからです。もともと空の状態を基準にしているわけですから、失うことを怖れることもありませんし、プラス方向にものを積み上げていく前向きな気持ちを維持できるというわけなのです。

人生には相応の努力をしてもうまく成果に結びつかず評価されないこともあることでしょう。また、常識が通用しない理不尽な出来事も少なくありません。ただ、そういったことも含め未来のリスクを回避しようと完璧な状態を目指しても、なかなか幸せを感じることはできません。なぜなら未来は不確定要素の多いものですから、どれだけ足りないところを埋めようとしてもリスクを0にすることはどこまでいってもかなわないからです。

そういったことを考えたとき、マイナス思考からプラス思考に変えていき、ものごとの良い面を見つけていく思考回路を磨けばラクに生きることができるのではないかと思うのです。

イメージとして、人生にやってくる出来事はプラス思考を身に着けるための「問題集の演習問題」と考えてみてはいかがでしょうか。

学校の勉強でもまずは基礎知識を学んだうえで、問題集で問題演習をこなしていくことによって知識や解法が定着していったかと思います。それと同じことで、目の前にやってくる人生の課題の数々は、不幸なこととして捉えるのではなく、プラス思考を定着させるための演習問題だと捉える。すると少々困難なことがあっても、やってくる日々の出来事は自身を向上させるためのものだと前向きに楽しめるようになると思うのです。

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<ものごとに感謝の気持ちを持つ習慣をつくる>

ものごとは捉え方によって、見える景色が輝いて見える場合もあれば、灰色にくすんで見える場合もあるものです。例えば、会社勤めをしているサラリーマンOLの方なら、プラスの要素を観て「働く」ということを考えると、次のように思えるかもしれません。

「気の合う仲間がいる快適なオフィスで働けて、安定した給料をもらえてありがたいなあ。」

しかし一方でマイナスな面を見るとこんな風に思えるかもしれません。

「自宅と会社の往復で同じことの繰り返し。いつも同じ面子ばかりで変化もなくつまらないな。」

結局、何ごとも本人の考え方次第なのです。マイナスな面ばかり見ていると不平不満が湧いてきやすくなりますし、良いところを見れば喜べる出来事がたくさん見えてくるものです。どのようにものごとを捉えるかは本人の自由ですが、後者の方が精神的に満たされストレスが溜まりにくくなるということは言うまでもないでしょう。

現代はモノが豊かな時代です。それだけに、どうしても人は高い地点に基準を置きがちです。すると、既に手に入れているものは「当たり前のことだ」としか感じられなくなり、そのありがたみに感謝しなくなってしまいます。それが現代の日本人が不平不満を感じやすくなる大きな原因のひとつなのではないかと私は考えています。

高すぎる基準を設けている人は、他人に比べて自分が勝っていないと幸せになれないというふうに錯覚してしまいがちです。しかし、実際はそうではありません。子供のころに感動できたこと、幸せを感じた出来事など思い出してみてください。

路傍に咲く雑草の花、親が買ってくれたプレゼント、簡単な遊具しかない小さな公園、友達と分け合った駄菓子・・大人になって振り返ったら大して価値のないものでも、当時は大きな喜びを感じることができたのではないでしょうか。そういった小さな幸せな出来事は大人になっても変わらず身の回りにたくさんあるはずなのです。ただ、成長の過程で基準が高くなってしまうため、それらのありがたみに気づかなくなってしまっているだけのことなのです。

例えば健康であること、友人や家族がいること、衣食住に不自由のない平和な国に生きていること・・。そういった、普段気にも留めない、一見すると「あって当たり前」に思えることがらも考えてみると、毎日感謝しても足りないほど素晴らしいことばかりです。

そういった「当たり前のことに過ぎない」と思えることがらのすばらしさを再発見して感謝をする機会をつくる。そうすることで自分のなかに設けた「基準」が下がり、幸せを感じる機会が再び増えてくると思います。

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